株の情報収集はどうすれば?【稼ぐための基本】

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【2020年度版】株の稼ぎ技 短期売買228

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必要な情報ってどこから集める?

いつでも情報を手に入れることができる現代ではその「質」と「量」を考えなければいけない。

値動きの材料にもなる新聞

現代ではインターネットが発達し、情報を取ることは非常に簡単になり、むしろ溢れているとさえいえるでしょう。そうした状況のなかで、投資に生かせる情報は、どうやって選んだら良いのかを解説します。

まず基本となる情報源は新聞です。「今どき新聞?」という声も聞きますが、正確性と流れがまとめて理解できる点で他の情報減より優れており、専門家の解説なども同時に読めます。また日本経済新聞(日経新聞)は多くの投資家の目に触れるため材料になりやすかったり、相場への織込み度合いが計れたりします。ネットで検索して読むニュースは自分の興味がある分野に限られることがあります。その点新聞は様々な分野の情報が向こうから発信されてきます。こうした情報に一度でも目を通しておくと、後々、意外なタイミングで情報が結びついて役に立つ、なんてことも多いものです。
企業の情報なら「会社四季報」(東洋経済新報社)「会社情報」(日本経済新聞出版社)が充実しています。「投資家のバイブル」と呼ばれるこれらの書籍は、長期でじっくり分析し投資したい人は必携です。業績の数字や独自予想、記者の注目ポイントなど企業の情報が幅広い角度で手に入ります。同業他社に紐付されているので、比較がしやすいのも利点です。

長期の動向がわかる!

日経会社情報

1独自の解説欄

記者の注目ポイントや、見出しからどのような会社かを把握できる。

2業績推移と予想

1~5年分の業績推移と、市場予想のコンセンサスがわかる。

3財務状態

資産や資本を確認できる。

4チャート

直近3年ほどの値動きや過去の高値安値がわかる。

会社四季報も長期動向を見るのに向いている

短期トレードなら速報性も重要

企業がホームページで発信する情報も近年拡充されています。IR(インベスター・リレーション)情報といって、新製品のリリースや提携ニュース、決算短信などが出されています。アナリスト向け説明会の資料や動画を配信する企業もあります。中期経営計画なども参考になります。

企業の発表する業績に関する情報などは日本取引所グループの「適時開示情報閲覧サービス」で見ることができます。発表と同時に見られますので速報性もありますが、東京証券取引所上場企業なら過去5年分の決算情報、1年分の開示情報を見ることもできることから網羅性にも優れています。

経済指標など景気動向を読むための情報は内閣府のホームページなどが使えます。ニュース記事になったもので十分ですが、中には丁寧なグラフで解説されていたり、案外使いやすいものもあります。「アベノミクス」や政策がどうなっているか、どんな分野が進んでいるかのチェックもできます。

速報性ではツイッターが注目されています。情報ベンダーが速報を出したり、海外要人から発表があったりします。誰が書いているのかに注意を払って利用すればたいへん便利なツールです。
証券会社によっては、アナリストのレポートなどが読めるサービスもあります。重要な国際会議、金融政策決定会合などのスケジュールを紹介しているものも便利です。
新聞や書籍は信頼性が高い一方、どうしても情報が遅くなります。短期投資において最も重要な速報性では、やはりインターネット上のものに分があります。ただし、「早耳の早倒れ」という相場格言があるように、早ければ良いというものではありません。あなただけに教える、特定の人だけが知っている、といった噂に近いものに踊らされないようにしましょう。

速報性あり短期投資に活用

IR情報

速報性のある情報は、時に急激に株価を変動させる。ここでは2016年2月1日に急激な値上がりをした新日鐵住金を例にあげる。

日新製鋼の子会社化のニュースが市場に好意的に捉えられ新日鐵住金の株価は1日で最大約200円以上値上がりした

決算期の情報発信には特に注意!

投資スタイル別で情報源を選ぼう!

ひとえに情報集めといっても、自分の投資スタイルに沿ったものでないと、いくら重要な情報でもあまり機能しない。例えば短期投資をおこなっている人が四季報を熟読しても、その日に起こった重大なニュースは書かれておらず、投資には使えない。自分にとって価値のある情報を集めよう!

決算書で有望な会社を見つけよう!

一見難しそうに見える決算書ですが、見るべきポイントを押さえれば、投資に有効に使えます。

決算書は三位一体の構造

ファンダメンタル分析に必要なのが決算書です。柱は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3つで、三位一体の構造です。

  • 損益計算書「企業の通信簿」
  • 貸借対照表「企業の健康診断書」
  • キャッシュフロー計算書「企業の家計簿」

営業・投資・財務の3つに分けて実際のお金の流れを表します。売上や利益(損益計算書)はある一定期間のもの。それに対して会社の資産(貸借対照表)はこれまでに積み上げてきた結果です。そしてキャッシュフローは今ある現金に焦点を当てています。この3つを詳しく読み解くにはまず、決算短信の1ページ目だけでも目を通すことから始めてみましょう。
どの会社に投資すればよいのかを判断するうえで、業績のチェックは欠かせない。上場企業では年4回の決算のたびに業績を、一般向けには「決算短信」という形で公開している。まず決算短信の1ページ目にどういった情報が書かれているかを知るだけでも、企業の状態、見通しを理解することができる。

例えば花王(4452)の決算短信で見てみましょう。

決算書例

全部で31ページ(補足を含め100ページ以上にわたる会社もあります)あるうちの1ページ目です。上から見ていくと、1番目に2015年12月期の連結業績が書いてあります。

経営成績

連結経営成績を見ると売上高は1兆4717億円で前の年に比べて5%増え、営業利益は1643億円で23%伸びています。営業利益は本業の儲けを表すもので投資に際してもっとも重視されるところです。(業種によっては、例えば商社などは最終利益を重視したりします。)売上の伸びに対して利益の伸びが大きいのは何かコストが減ったのか、利益率の高い商品が売れたのか、などと推測ができます。興味をもったならここからまた調べて行けばいいのです。ファンダメンタル分析で重要視される営業利益がすでに1枚目の先頭にありました。

売上・利益を見ていこう。大きく数字が離れている部分は特に注意!

財政状況

花王のすべての資産である「総資産」は1兆2818億円、純資産は68 71億円で、ともに前年に比べて大きな変化はありません。純資産=自己資本は会社が返さなくても良いお金です。総資産のうちの純資産の割合が自己資本比率で、高い方がお金の心配はない会社だということになります。

自己資本がどれくらいなのかで企業の健康状態がわかる!

キャッシュ・フロー

「営業活動によるキャッシュ・フロー」は文字通り営業活動でどれだけ現金を稼いだかを表します。しっかりと稼いでいればプラスになって当然です。「投資活動によるキャッシュ・フロー」は設備投資などを行った分がマイナス、土地を売って得たお金などはプラスになります。今攻めている、という企業は大幅なマイナスになることもありますがそれは悪いこととは限りません。この2つを合わせて会社が自由に使えるお金という意味で「フリー・キャッシュフロー」という言い方をします。万一の時にすぐに使えるお金があるのもひとつの安心材料です。利益が上がっていても「黒字倒産」してしまう企業もあるので注意しましょう。

どういった内容にお金が使われたのか、流れがわかる!

配当

「配当の状況」では過去の配当実績などがわかります。「配当性向」では、純利益のうちどの程度を配当に回したかがわかります。企業の株主への姿勢が見える重要項目です。近年低金利の継続で配当利回りが重視されるようになっています。

連続で増配している!

業績予想

会社側の次の期の業績計画です。先を予想して動く株価にとっては大変重要なものになります。

1年間(通期)の業績予想。大きく修正がある場合は注意!

決算短信の1ページ目に財務三表の要点がぎゅっと詰まっています。興味を持ったらここから深堀りしていけばいいのです。

決算書はどこで閲覧できる?

企業の決算短信はじめとして、賃借対照表など各種情報は各企業のIRサイトや、東証TDnetなどに掲載されている。

利益が上がっているのに「倒産」?

私達個人でも、一生懸命働いて、いい仕事をしていて評価されていても、お給料日までは手元に現金がないこともある。そんな時友人に貸していたお金を払ってくれと言われたら返せないだろう。これが会社ならいわゆる「黒字倒産」だ。
これまで不祥事を起こして退場した会社には、総資産が急に何倍にもなっていた、財務キャッシュフローだけ大きく増えていたなど、決算短信に兆候が表れていたことがある。バランスがおかしい企業は要注意だ。

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本サイトは株投資に関する情報の提供を目的として書かれたものです。株投資はリスクを伴います。 本サイトで解説している内容について、製作者は投資の結果によるその正確性、完全性に関する責任を負いません。実際の投資はご自身の責任でご判断ください。